吉村酒造
ハイフィット

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老舗の「のれん」を守りながらも、新しい「次なるステージ」を目指します。

1851年に『総本家 吉村家』から分家して『松葉屋』を創業した我が『松葉屋・吉村家』には、家訓である【松葉屋要領】というのがございます。


【利真於勤】(りは、つとむるにおいて、しんなり)
投機商売、不当競争、他人に無理を強いたり欺く商売や政治権力との結託による暴利で儲けても、結局は信頼を損ねて存続を危うくするので禁ずる。 あくまでも、実需指向に徹する本来の商活動に勤めた結果として、正当な対価としての利益を得るべし。


【不易流行】(ふえきりゅうこう)
変化しない本質的なものを忘れない中にも、新しく変化を重ねているものをも取り入れていくこと。
子孫に残し伝えるべき精神・理念・家風・伝統はきちんと残し、変えるべき事業は勇気をもって変えることによって継続する。


【慎重敢為】(しんちょうかんい)
物事には思慮検討を重ね慎重にあたり、必要なときには困難に屈しないで思い切って行動し果敢に挑戦すること。


【自彊不息】(じきょうふそく)
自ら絶えず向上しようと、あきらめずに努力を続けること。


【日々是好日】(ひびこれこうじつ)
日々に起きる好悪の出来事があっても、その一日は二度とない一日である。
困難な時も、悲しい時も、苦しい時も、大いに味わって過ごせば、かけがえのない日になる。
一日一日、一瞬一瞬を全身全霊で生きることができれば、まさに日々是好日となる。


の5つです。

これが、松葉屋・吉村家の『のれん』です。

『のれん』は、リレーのバトンように、代々受け継がれるアイデンティティであり、“識別し、差別化するための名前”である『ブランド』とは異なるものです。

『のれん』という価値観を“世代を超えて共有化”してきたことが、“160年間さまざまな環境の変化に直面しつつも、その変化を乗り越えてきた秘訣である”と確信しています。

老舗企業には・・・

継承してきた事業の強みを活かして成長し続ける「成長型の老舗」

事業を継承する事のみ優先して縮小していく「衰退型の老舗」

環境の変化に応じて事業を転換していく「発展型の老舗」

があります。

我が『松葉屋・吉村家』は、江戸時代は「野菜商」、明治時代には「精米業」、大正・昭和時代は「酒造業」「不動産賃貸業」「倉庫業」と、“時代にあわせて事業を転換してきた発展型の老舗”です。

つまり、『のれん』は継承しながら“新たな商いを作り出していく”のが、我が『松葉屋・吉村家』です。

私どもは、今日の環境の変化に対応するため、代々受け継がれてきたアイデンティティを失うことなく、市場の変化に応じてビジネスの在り方を変えていくため、2001年には 吉村酒造(株)の生産部門及び流通部門の合理化するとともに、関連会社や事業の整理・統合・売却を実施。

2004年には吉村酒造(株)をファブレス化するとともに、2007年に(株)ハイフィットを設立いたしました。

創業から160年を超え、社会や環境の変化と共に事業も変化していきますが、「利真於勤」の商いを志すことに変わりはありません。

今後共、皆さま方のご支援・ご愛顧を賜りますようよろしくお願い申し上げます。

松葉屋 吉村家6代目 吉村正裕